4-03 ディープラーニング回路を含んだビットストリームの生成
この書籍の第3部・第1章、「ZYBOにLinuxをのせて使ってみる−OSからFPGAのロジックを制御」ではOSからLED点灯させたり、スイッチの値を読んだりします。この章を一通り試してから以下に進むのが良いでしょう。
●ビットストリームを再生成する手順
前章で作成したディープラーニングのVHDLをビットストリームに埋め込むには次の手順で進めます。
1.
このアーカイブを開いて解凍する
2.
Vivado 2014.1で先ほど生成したxillidemoプロジェクトを開く
(プロジェクトファイルはxillinux-eval-zybo-1.3b/verilog/vivado/xillydemo.xpr)
SourcesタブのHierarchyタブでxillydemoをダブルクリック
xillydemo.vの内容をアーカイブのvivado/xillydemo.vと置き換えてセーブ(リスト4-01) |
リスト4-01 xillydemo.vを置き換える
3.
SourcesタブのHierarchyタブでDesign Sourcesを右クリック
Add sources
Add or create design sources
Add files
アーカイブのvivado/deep_hwディレクトリのすべてのVHDLファイルを選択してFinish(図4-05) |
図4-05 vivado/deep_hwにあるすべてのVHDLファイルをADD
もう一度SourcesタブのHierarchyタブでDesign Sourcesを右クリック
Add sources
Add or create design sources
Add files
アーカイブのvivado/deep_hw/w1romsディレクトリのすべてのVHDLファイルも選択してFinish(図4-06) |
図4-06 vivado/deep_hw/w1romsにあるすべてのVHDLファイルをADD(w2roms,
w3roms, xromsも同様)
vivado/deep_hw/w2roms, w3roms, xroms以下のVHDLファイルも同様にADDしましょう。
4.
Generate Bitstreamをクリック(図4-07)
エラーなく終了したら
xillinux-eval-zybo-1.3b/verilog/vivado/xillydemo.runs/impl_1ディレクトリにxillydemo.bitが出来ているのでSDカードの同ファイルと置き換える |
図4-07 Generate Bitstreamをクリック
●RAMや乗算器がどれくらい使われているか確認
Reports→Utilization Reportをダブルクリックしましょう。LUTは63%使用しています。
Block RAMは54%の使用率です。このZynqデバイスにはRAMが全部で240kByteあるので130kByte程度の使用です。1層目の重みROMが50kByteあり、そこでの使用が一番多いようです。 |
図4-08 Reports→Utilization Reportをダブルクリック
DSPは58個使っています。1層目で乗算器50個、2層目で7個、3層目で1個使用するので合計58個のDSPが必要になります。 |
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