5-02 PS部はデバイスドライバを介してレジスタを操作

●PS部はデバイスドライバを介してPL部のレジスタにアクセスする

 PL部には図5-04に示す
3つのレジスタがあり、以下のシーケンスで読み書きします。

1.PS部は画像転送を始める直前にレジスタ0x00のビット0に"
1"を書く。

2.その後PS部はレジスタ0x10に画像データを書く。画像は28×28画素あるので
784回繰り返し書き込む。

3.PS部は画像転送を終えた直後にレジスタ0x00のビット0に"
0"を書く。

4.PS部はレジスタ0x08から推論結果を読み出す。


  図5-04 レジスタマップ


●PS部からのレジスタ制御信号からPL部はいくつかの信号を生成する

 図5-05のuser_w_mem_8_wrenはPS部がアサートするレジスタライトイネーブル、user_mem_8_addrはレジスタアドレス、user_w_mem_8_dataはレジスタライトデータです。

 PL部はuser_w_mem_8_wren、user_mem_8_addr、user_w_mem_8_dataのコンビネーションでXFER_START、XFER_END、RAM_A_XFERといった信号を生成します。これらの信号によってディープラーニングの各層が制御されます。

 またPL部はuser_w_mem_8_wren、user_mem_8_addrのコンビネーションでRAM_ADDRやRAM_WR_Nといった信号を生成します。またuser_w_mem_8_wren、user_w_mem_8_dataのコンビネーションでRAM_DATAを生成します。これらの信号によって画像データがRAM_X_A(またはRAM_X_B)に書き込まれます。



  図5-05 PS部がアサートするレジスタ制御信号から色々な信号を作り出す


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