EPM240T100C5の特長
EPM240T100C5はアルテラ社CPLD(Complex Programmable Logic Device)、MAXUファミリの低価格品です。以下にその特長を示します。
ロジック・エレメント数 |
240 |
標準換算マクロセル |
192 |
ユーザーI/Oピン数 |
80 |
ユーザー・フラッシュ・メモリ・ビット数 |
8192 |
tpd2最高性能 |
3.6 ns |
パッケージ |
100ピンTQFP |
デバイスの能力を知るために回路を組み込む
これら数字を見るだけではなかなかデバイスの能力が分からないでしょうから、デジタルフィルタ回路を組み込むことにより、その容量や速度に目処をつけましょう。
CPLDとFPGAの違い
プログラマブル・ロジック・デバイスとしてCPLDのほかにFPGA(Field Programmable
Gate Array)があります。CPLDとFPGAの区別は、各ICメーカーによってまちまちで明確に分けにくいのですが、一般的にFPGAはCPLDの数倍以上容量のある、大規模なデバイスと考えてください。
CPLDのアドバンテージ
CPLDはFPGAに比べると小規模ですが、その分安価・省電力で扱いやすくなっています。また、一般的なFPGAはコンフィギュレーション(電源立ち上げ時に回路を構築する)のために、何らかの不揮発性デバイス(EEPROMやFLASHメモリなど)を外付けで必要とします。つまりFPGA単体では回路が揮発性(電源を切るたびに消えてしまう)なので、電源を入れるたびにパソコンから回路をダウンロードしなければなりません。それに対し一般的なCPLDは内部に不揮発性メモリを持っているので、電源を切っても回路は消えません。すなわち一回だけ書き込めばそのままずっと使えますし、もちろん何度でも書き換え可能です。
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