5-05 相互相関を使った画像抽出と位置検出(続き)
●相互相関の式(図5‐73)の"x"と"y"を乗算する部分
mult40x40シートはshift40x40シートにテンプレート(charFシート)を乗算したものです(図5‐80)。このシートもVBAに計算させます(各セルをクリックすると計算式を見れる)。 |
図5-80 x[i][j] * y[i+v][j+h]、ここでv, h = 0, 1, 2, ... 39
●相互相関値を40x40のエリアに並べる
mult40x40シートの各8×8エリアを累積したものがacc40x40シートになります。図5‐81のようにグラデーションがとってあり、一番白い部分は1270になっています(D6セル)。 |
図5-81 「ここに何かあるよ」と明るく光る
●そこにテンプレートと似た画像がある
ひるがえってchar10シートを見ると"D6"セルが"F"の開始位置になっています。このようにテンプレートとの相互相関をとり、それらの最大値を探すことにより、文字の抽出、位置検出ができます。 |
図5-82 char10シートに戻って確認
●右下にもう一つぼんやり光っている部分がある
またacc40x40シートを見ると、AC23セルの相互相関値が955と比較的大きなっています。ここには何の文字があるのでしょうか。 |
図5-83 ここにも何かありそう
●そういえばFとRは形が似ている
cha10シートに戻ってAC23セルを見ると、そこは"R"の開始位置になっています。テンプレートが"F"なので、相互相関値的にも「FとRは比較的似ている」ということです。 |
図5-84 char10をみるとRの文字がある
テンプレートは全部で5つあります。他の文字も探してみましょう(次のページ)。 |
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