16-01 GTSRB クラス削減版 Pythonで実行(続き)

●FPGA実装のために整数化

 次にPythonを整数化します(smallgts_int.py)。整数化の手法はGTSRBやlisa-croppedと同じになります。実行すると正解率は
98%台になりました(図16‐04)。43クラスだった際(97%台)よりも改善しています。


図16‐04 正解率98%台(整数化)


●FPGAに入りきるようにビット数削減

 最後にビット数削減、リミッタ追加したPython(smallgts_pred.py)を実行します。正解率は図16-05のように
97%台になりました。43クラスだった際(95%台)よりも改善しています。

図16‐05 10クラスだと正解率97%台(ビット数削減・リミッタ追加)


正解率97%台でハード化へ進む

 テスト画像が20枚表示されます。2枚不正解ですが(赤線)、そこそこの明るさで映っていれば正解するようです。

図16‐06 10種類の標識が順番に並んでいる

●GTSRBやlisa-croppedと同じように進める

 クラスの数が43→10と減ったので当然かもしれませんが正解率はアップします。Pythonを走らせると図16‐06のように重み係数、バイアス、入力画像データなどがCSV形式でセーブされています。これらを使って今後EXCEL化→HDL化→FPGA実装と進みます。


図16‐07 
Pythonが書き出したCSVをEXCELに貼り付ける

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