18-05 FPGAに実装して人・自動車・二輪車の認識

●重み係数などのHDLを置き換えて実装

 人・車・バイクの認識用に生成したHDLファイル(これ)を解凍し、Quartusプロジェクトのものと置き換えます。さらにこれも置き換えましょう(*1)。その後はGTSRBやlisa-croppedを参考にFPGAに書き込みます。


(*1)「背景の認識結果」を映さないモードをSWで切り替えるように変更

 図18‐35はNiosIIマイコンのプログラムの一部ですが、THRESHは0xC0辺りが良いと思います(認識あり/なしの閾値はC言語で設定)。

図18-35 しきい値は適当に調整する

●パソコン画面をカメラで撮る

 FPGAに実装したら、この画像をノートパソコンなどに表示して、それにカメラを向けてみましょう(図18‐36)。

図18-36 人・車・バイク認識の実験

●人・車・バイク+背景7クラスの判定例を見る

 図18‐37のように背景がたくさん認識されていると思います(表18-05に推論ラベルの説明)。


  表18‐05 認識結果が緑色で動画に上書き
B 二輪車 動くもの
C 四輪車
H ヒト
W 背景
b ベージュ
K
WK 白→黒
KW 黒→白
W
K
白→黒(縦方向)
K
W
黒→白(縦方向)

図18-37 背景の認識がびっしり

●スライドスイッチでモード切替

 
DE1-SoCのスライドSWが図18‐38(a)のようになっていると「背景の認識結果」も表示してしまいます。同図(b)のように右から3番目のSWをH(基板内側)にしてみましょう。
図18‐38(a)

図18‐38(b)

●右から3番目のSWをHにすると・・・

 背景の認識結果を消し去ると図18‐39のようにヒト(H)、バイク(B)、車(C)だけになってスッキリします(若干の誤認識はある)。

図18‐39 上の列はほぼH、真ん中はB、下の列はほぼC

●背景認識がキモになる

 上記のような人・車・バイクの認識のようすはこのYoutube動画をご覧ください。(誤認識を避けるための「
背景の認識」というアイデアです)

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