Quartus 13.1の使い方 - リニューアル版
ここをクリック! 2022/12/05
FPGAは万能選手。ぜひ使ってみたいが…
FPGA(Field Programmable Gate Array)はロジックを自由に配置配線できるとても便利なデバイスです。AND、ORといった論理回路の他に加算器、乗算器、RAM、ROM、更にちょっとしたマイコンも配置できるので、その設計の自由度は他のデバイス(ワンチップマイコンやDSP、ASIC、ASSPなど)をはるかに凌駕します。
最近FPGAが流行らなくなった?
しかし近年(2022年現在)、FPGAという言葉をあまり聞かなくなった気がします。特に電子工作の初心者、マイコンユーザーなどがFPGAの世界に入ってくることが格段に減ってきているのではないでしょうか。
巨大化、複雑化したFPGAツール
その理由は何でしょうか?最近はFPGA開発ツールが巨大化し(何十GBもあったりする)、インストールするだけでも一苦労です。FPGA使い(?)の私ですらそうですから、初心者はインストールの時点で諦めてしまいそうです。また機能も色々あるようで、HLSだとかAI、ML、Open何とか・・・もう何をどう使えばよいか分かりません。しかもWindowsではなくLinuxを推奨ときたもんだ…まるで「素人はFPGAを使うな」と言っているようです。
FPGAが一番面白かった時代
私はひと昔前の2010年頃が一番FPGA界隈が盛り上がっていたと考えています。AlteraがNiosII、XilinxがMicroBlazeを無償化し、FPGAにマイコンを取り込むことができるようになった時代…これでFPGAで何でもできるようになる!だからみんな使おうよ!という雰囲気だった気がします。
今でこそQuartus II 13.1を使ってみる
Altera(改めIntel)の最新開発ツールはQuartus Prime 22.1(2022年現在)ですが、あえてレガシーツールであるQuartus II 13.1にスポットライトを当てます。インストーラも4.4GBと小さく、Windowsでもすんなりインストールできます。またツール自体が小さいせいか、比較的低スペックのWindowsノートでもサクサク動くようです。
FPGAはCyclone IIIファミリを使う
Cyclone III(サイクロン3)は2010年以前に発売されたFPGAです。比較的古いデバイスファミリですが、「DE0」というテラシック社製のベストセラーボードにも搭載されており、万一Cyclone IIIがディスコンになってもDE0の中古ボードなら何とか手に入ると思います。そしてAltera(改めIntel)はその開発用にQuartus II 13.1を推奨しています。
初心者向けQuartus II 13.1の使い方!
以下のリンクにQuartus II 13.1のインストールから使い方(入門編、応用編)を紹介します。また「信号処理アプリケーション」ではデジタルフィルタやFFTといったデジタル信号処理をFPGAで行う方法を紹介します(デジタルフィルター社のDFAL3C10基板が必要になります)
「FPGA使い」の第一歩はここから!
  • 入門者向けの必要十分な開発ツール。
  • Windowsパソコンでもサクサク動く
  • NiosIIプロセッサ入門編・応用編。
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