SoftOscillo2 トラブルシューティング
「問題が発生したため・・・」というダイアログが現れてアプリケーションが立ち上がらない



 この場合は以下の可能性があります。

@「半二重オーディオデバイス」が存在する。

 SoftOscillo2は全二重(録音と再生が同時にできる)オーディオデバイスを使うことを前提に作られています。SoftOscillo2は立ち上がり時、マシン上で有効になっている全てのオーディオデバイスを調べます。その際、ひとつでも半二重(録音と再生が同時にできない)デバイスがあると(たとえそれを使用していなくても)、DirectSound関数でエラーとなり、上図のようなメッセージが出てアボートします。

近年のオーディオデバイスは、ほぼすべてが全二重ですが、古いサウンドカードや内蔵モデムなどは半二重のものがあるので注意してください。Windowsのコントロールパネルから「サウンドとオーディオデバイス」を選択し、「オーディオ」タブをクリックします。下図では「既定のデバイス」内に「モデム #1 ラインプレイバック」がぶら下がっています。これは半二重の内蔵モデムで、上記の不具合の原因となります。


 このモデムを無効にするには、Windowsのコントロールパネルから「パフォーマンスとメンテナンス」→「システム」を選択します。すると「システムのプロパティ」が現れるので、「ハードウエア」タブから「デバイスマネージャ」をクリックします。


 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」を展開して、「ユニモデム半二重オーディオデバイス」のような半二重デバイスを見つけてダブルクリックします。


 「このデバイスを使わない(無効)」を選択します。


 「X」マークが付いていることを確認します。


 もう一度「サウンドとオーディオデバイスのプロパティ」でモデムが消えているのを確認しましょう(消えない場合はデバイスを「削除」する必要があるかもしれませんが、削除は自己責任でお願いします)。


 SoftOscillo2を立ち上げてみましょう。問題なく立ち上がったら「ライン入力」を有効にしてボリュームを調整してください。


AWinGroove(ソフトウエアシンセサイザ)を使用している。

 「スタート」→「プログラム」→「WinGroove」→「WinGrooveセットアップ」を開き、「ドライバ組み込み」のチェックボックスのチェックを外してからSoftOscillo2を立ち上げてください。WinGroove以外のソフトシンセを使用する場合でも同様に注意が必要です。


B実体のないオーディオデバイスが存在する。

 オーディオデバイスの実体(ハードウエア)がないのに、何らかの理由でWindows上で認識されてしまっている場合があります。その場合は@と同じ理由でSoftOscillo2はアボートします。

 下図ではモデムが2個認識されていますが、実際はハードが1個しかありません。実体のないものは削除しましょう。


CDirectSoundをサポートしていないオーディオデバイス。

 SoftOscillo2はDirectSound(DirectXのサウンド機能をまとめたドライバ)を使用していますので、オーディオデバイスがDirectSoundドライバに対応していなければなりません。近年はほとんどのオーディオデバイスが対応していますが、あまり古いものは対応していない可能性があります。

DDirectSoundを使用する他のアプリケーションの影響。

 SoftOscillo2に加えて他のオシロスコープ・アプリケーションなどがインストールされている場合、いったん双方をアンインストールしてから再インストールしてみてください(Windowsのコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」でアンインストールできます)。
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