本製品付属CD-ROMのMPLAB\Source\FftAna804では、入力信号にFFT(Fast Fourier
Transform:高速フーリエ変換)を施し、スペクトルをLCDにグラフ表示します。
「どのような複雑な信号も正弦波に分解できる」・・・これはフランスの数学者ジョゼフ・フーリエが発見した定理で、その手段をフーリエ変換、その高速アルゴリズムをFFTといいます。

信号の流れは以下のようになります。パソコンからの音声をA/Dで離散化した後FFTを行い、その結果は0Hzから25.5kHzまで100Hz刻みに256個となります。それらをLCDに表示しますが、16文字しか表示できないため、DIPスイッチの1番から4番で周波数範囲を切り替えて表示します。

写真は1kHzのサイン波を入力したときのスペクトルです。DIPスイッチはすべてOFFです。

SW2を押すとスケールが現れます。一番左が0Hz、一番右が1.5kHzという意味です。100Hz刻みなので、右から6番目が1kHzです。

DIPスイッチの設定を変えれば高い周波数のスペクトルも確認できます(下の写真は22kHz)。

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