SoftOscillo2 Standard Editionクイックスタートガイド
2.被測定回路をあたる

 被測定回路としてエミッタ接地増幅器を用意し、その入出力信号を観測しましょう。

被測定回路の回路図

 fig.2-1はエミッタ接地増幅器の回路図です。ゲイン(増幅率)は約5倍(RC2/RC4 = 5.1k/1k)です。また、後段にエミッタフォロワを設け、出力インピーダンスを小さくしています。サウンドデバイスは一般的に入力インピーダンスが数kΩ〜数十kΩと決して高くはないため、このように出力側にバッファを入れないと被測定回路の電圧が減少する可能性があるため注意してください。


fig.2-1

簡易プローブで測定点をフックする

被測定回路の入出力をオシロ用プローブでフックする

 fig.2-2のようにオシロ用プローブのLチャネルのICクリップを被測定回路の入力に、Rチャネルを出力にフックします。またGNDのミノムシクリップも忘れずに繋ぎましょう。これらの信号はパソコンのLINE入力に繋がります。


fig.2-2

被測定回路の入力にジェネレータ用プローブを繋ぐ

 次にfig.2-3のように、ジェネレータ用プローブを回路の入力にフックします。これによりパソコンのSPEAKER出力から回路に信号が入力されます。


fig.2-3

被測定回路に電源を供給する

 この回路は増幅器であり、電源を必要とします。fig.2-4のように+5Vの電源を用意して回路に供給します。これで準備は完了です。


fig.2-4

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