セミナ特製EXCEL@-2 FIRフィルタの減衰を深くする方法4選(続き)
●リップル率を増やす手法
それではリップル率を変えるとどうでしょうか。下図のように0.1から0.4に増やします(タップ数は280に戻す)。 |

| Module01(fir_coeff_cal)を実行し、振幅特性を見ると-86dBから-95dBと深くとれました。 |

リップルはやはり増えており、0.25dBだったものが0.35dBになっています(*2)。これがトレードオフになります。
(*2)READMEで指定したリップル率はあくまでも目安。実際の値は他のパラメータによって増減する。 |

●カットオフの幅(fc2-fc1)を広げる
最後にもう一つの手法、下図のようにfc2を2000から2200に増やします(リップル率は0.1に戻す)。 |

| Module01(fir_coeff_cal)を実行すると、減衰率は-86dBから-104dBとだいぶ深くなりました。ただし1500〜2200にかけて幾分なだらかに減衰しており、それがトレードオフになります。 |

| リップル率もかなり改善しています(0.25dBから0.03dB)。 |

●減衰を深くとる方法を4つ紹介しました。
@減衰率(READMEのパラメータ)を深くする。
Aタップ数を増やす。
Bリップル率を増やす。
Cカットオフの幅 (fc2-fc1) を広げる。
いずれの手法もトレードオフがあるのに注意しましょう。手法Cがかなり効果的なので、必要以上に急峻な特性にしない方が減衰が深くとれて良いです。 |
最初のページへ
目次へ戻る |