90Hzがかなり減衰しています。


これでやっとデシメータが有効になります。TXTOUT(U_9)のモニタを開いてデシメーション結果を見てみましょう。


10Hzのみが取り出されました!


FFTMON(U_10)を見ると、10Hzが残り95Hzが減衰した後デシメーションにより5Hzに移動しているのがわかります。(95Hzはサンプリング周波数100Hzの世界では存在できない)


この講座は以上で終わりです。デシメーションをする際は周波数軸がどのような周波数分布になっているか気をつけましょう。もしナイキスト周波数より高い周波数が存在する場合は、デシメーション前にLPFによってそれらを取り除かなければなりません。さもなくば高い周波数が低い周波数領域に引っ越してしまいます。

オーバサンプリングの基礎」もご参考に。

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