通過域を正確に見るためにメニューの "View" -> "Scale Change" を選択し、End Frequency に5000、Gain Range に -1.4 を入力してください。


最初の RMZFIR (U_2, Ripple Factor=0.01) はこのようになります(通過域のリプルが小さい)。


2個目の RMZFIR (U_3, Ripple Factor=1) はこのようになります。大きな減衰量を持つ代わりに通過域のリプルが大きくなります。


係数をセーブするにはメニューの "Tools" -> "Save Coefficients" を選択してください。


また、減衰の傾きが緩やかであれば(すなわちFc1とFc2が離れていれば)減衰率を大きくすることが出来ます。しかしRemez法は妙なパラメータを入力すると係数の生成に失敗しますのでご注意ください。

今回の講座は以上で終わりです。近年では窓関数法よりもRemez法が減衰率を深くとりやすいためよく使われます。(Remez法は「等リプル近似法」、「Parks-McClellan法」とも呼ばれる)

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