FFTMON (U_5)を開くと、SNRがかなり改善 (50dB) されています。これは量子化ビット幅が8ビットに増えたからです。


量子化ビット幅を"16"にするとSNR100dB近くまで行きます。


量子化ビット幅を"20"にすると、 SNR120dB近くまで行き、量子化前の品質とほとんど変わりありません。


今回の講座はこれで終わりです。DSPやハードウエアにおいてSNRを100dB近くまで持っていきたい場合、ビット幅は16ビット以上必要です。このようにSNRは量子化ビット幅に強く依存し、数学的には(6.02 x ビット幅) [dB] になります。

この講座ではフィルタの係数の量子化について考察します。

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