7‐07 2層目シミュレーションとEXCELの答え合わせ(続き)

●積和結果が合わないとき−入力画素データはEXCELと合っているか

 図7‐55はEXCELのim2col00〜03シートで、これらは入力ch0〜3の画素を26×26→9×676に並び替えたものです。それぞれの一行目を並べたもの4ch×9画素が図7‐52
PixRomDataの値になります。




図7-55 im2col00〜03。入力4chが1セット。

●重み係数はEXCELと合っているか

 図7‐56はW2_Biasシートで、A列の4ch×9個の係数が図7‐52
MatRomDataとなっています(この表のようにエンコードされる)。

図7-56 重み係数9×4chぶんで1セット

●13×13画素を320usで書いて3層目へ

 2層目はプーリングがあるので画素数が26×26→13×13と間引かれます。
 図7‐57は2層目の出力RAMの信号です。CNN1ブロックを処理する時間は
320us、その時間内にRAM_X2_WR_N_Xが13ラインぶんLになっています。RAM_X2_WR_SELは1ラインごとに0, 1, 2, 3, 0...と遷移し、それに相当するRAM_X2_WR_N_XがLになります。

図7‐57 RAM_X2にはラインバッファが4つある。順番に書き込む

●書き込みタイミングが想定通りになっているか

 図7‐58のように1画素書き込むのに
720ns、1ライン(13画素)書き込むのに20.16usかかります。このタイムチャート通りになっているか確認しましょう。

図7‐58 RAM_X2の書き込みを拡大

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