■論理シミュレーション

 このアーカイブを解凍してModelSimで開きます(その使い方はここ参照)。コンパイル(compile all)の後、
 do run.do
 このコマンドでシミュレーションがスタートし、120usで自動的にストップします。



●パイプライン動作のようすを波形で確認

 do wave.do
 上記コマンドを実行すると図3-45(a)のように波形が現れます。同図は画像
0枚目を演算して推論結果が出るようすです。最初の楕円が1層目で行われる演算、それが終わると2層目、それが終わると3層目、それが終わると判定されます。


  図3-45(a)


●層間でも並列動作していることを確認

 図3-45(b)は画像
1枚目を演算して推論結果が出るようすです。1層目は0枚目の演算が終わったら速やかに1枚目の演算を始めます。2層目、3層目も同様に0枚目の演算が終わったら速やかに1枚目の演算を始めます。


  図3-45(b)


●11usの間隔で推論結果が出てくる

 図3-45(c)は画像
2枚目を演算して推論結果が出るようすです。各層は1枚目の演算が終わったら速やかに2枚目の演算を始めます。
 このようにパイプライン化することにより、ANSWERには
11us (1.1kサイクル)ごとに各画像の推論結果が現れます。


  図3-45(c)


 図3-46にテスト画像の最初の8枚を示します。推論結果(図3-45のANSWER)が正しいことが分かります。


  図3-46 8画像の判定結果は皆正解!


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