●積和演算の部分
画像ROMからの出力X_RD_DATAと、重みROMからの出力MatRomDataは、図2‐05(a)に示すように乗算器に入力されます。同図(b)のタイムチャートを見ると双方のインデックスが合っているのが分かります(XnとW1,nのnが一致している)。
それらの乗算結果は同図(a)のようにDF/F(D型フリップフロップ)で遅延されてmulout_dlyとなり、加算器に入力されます。加算結果addoutもまたDF/Fで遅延されてaddout_dlyとなり、加算器にフィードバックされます。
タイムチャートのaddoutを見ると乗算結果mulout_dlyが徐々に累積されているのが分かります。このように積和演算が進んでいきます。
加算結果addoutはCO784=1のタイミングでDF/FでラッチされMATMULOUTとなります。これが積和演算結果、すなわち行列乗算の最初の要素P0になります。P0,
P1, P2, ... , P49まで50個演算して終了します。 |