7‐04 畳み込み2層目を論理シミュレーション

 本節では畳み込み層の「1層目+2層目」のVHDLファイルを論理シミュレーションします。
 このアーカイブを解凍してModelSimで開きます(その使い方はここ参照)。コンパイル(compile all)の後、

 do run.do

 このコマンドで論理シミュレーションがスタートし、150usで自動的にストップします。


●ビットシフトによる乗算のようすを見る

 do wave.do

 上記コマンドを実行すると波形が現れます。
 図7-20は105.1us付近を拡大したものであり、前節で設計した乗算器
SHIFTMULモジュールの信号です。COEFF×PIXDATA=MULOUTになっていることを確認します。


  図7-20 乗算器の内部の信号を見る


 この乗算器SHIFTMULはdotpro_w2_00の下に1個あります。


  図7-21

 そのdotpro_w2_XXは00〜15まで16個あり、それらはCL2_00の下にあります。


  図7-22

●シフト乗算器が256個あるのを確認

 そのCL2_XXも00〜15まで16個あり、それらはconv_layer2_instの下にあります。すなわち畳み込み2層目のトップモジュール(conv_layer2_inst)以下にはSHIFTMULモジュールが16×16=
256個あることになります。


  図7-23


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