次はModule5(Sub layer3_plus)を開いて実行します。


  図8-16 Module5を開いて実行


 すると図8-17のようにplusBiasが現れます。これはtruncateにバイアス(W3_Biasシートの下のほうにある)を加算したものです。


  図8-17 バイアスが加算される


 その後、Module6(Sub layer3_relu)を開いて実行します(図8-18)。



  図8-18 Module6を開いて実行


 すると図8-19のようにシートReluが現れます。これはplusBiasにReLU関数(*1)を施したものです。

(*1)正の値はそのまま、負の値は0として出力する関数。更にこのシートでは255を超える値は255で飽和させている(8ビットのレンジに収まるように)。



  図8-19 ReLU関数の実行


 最後にModule7(Sub layer3_out)を開いて実行します(図8-20)。



  図8-20 im2col00〜15が生成される


3層目の出力は14×14画素が32チャネルある

 するとoutCh00〜31まで
32枚のシートが生成され、これらが畳み込み3層目の出力になります。図8-21は最初のシートoutCh00です。



  図8-21 EXCELで計算した3層目の出力32チャネルの最初のチャネル



●これからVBAを使ってEXCELシートをどんどん作成していく

 図8-22は
Pythonで3層目を実行した結果です。EXCELで計算したものとピタリ一致しています。全部で32チャネルあるので皆一致することを確認します。


  図8-22 Pythonで計算した3層目の出力32チャネルの最初のチャネル


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