14-02 小数→整数化→ビット削減・リミッタと進める

●GTSRB(道路標識)と同じようにPythonを走らせる

 lisa_float.pyTestLisa.csvをtrain_1, val_1と同じディレクトに置きます(図14‐07)。

図14‐07 2つのファイルをコピー

●信号機の画像を学習→推論するプログラム

 lisa_float.pyを開いて"classes"を検索すると図14‐08のようになっているので、ここで変更したフォルダ名、0〜6と合っているか確認します。

14-08 GTSRBは43種だったが、lisa-croppedは7種しかない

●6層目だけ変更。他の層は同じで良い

 lisa_float.pyはmain_float.py(GTSRBの元プログラム)を変更したものです。"lisa"で検索すると変更点が分かります。

 図14‐09はCNNのモデルを定義する部分、
6層目の要素数が43からに変更されています。これはGTSRBが43種の道路標識からなるのに対し、lisa-croppedは7種の信号機からなることによります。
 CNNモデルの他の層(1〜5層)はGTSRBと同じ構造です。

図14-09 lisa_float.pyのモデル定義の部分

●クラスIDとパスをCSVファイルにまとめる

 図14‐10は推論用画像のクラスIDとパス(場所)を読み込む部分、GTSRBではTest.csvだったものがlisa-croppedでは
TestLisa.csvに変わっています。

図14-10 lisa_float.pyを"lisa"で検索

●これがないと正解か不正解か分からない

 TestLisa.csvには各画像のクラスIDとパスが書かれています(図14‐11)。プログラムはこのファイルを参考にしてテスト画像を見に行き、推論結果とクラスIDを比較し、正解不正解を判定します。

図14-11 各画像ファイルの場所と正解値

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