本製品付属CD-ROMのMPLAB\Source\Iir4Typesでは、このようにBiquad(2次IIRフィルタ)を4個縦続接続します。

SoftOscillo2を使って実験を行う場合、信号の流れは以下のようになります。特性は4種類あり、DIPスイッチの1番、2番で切り替えます。

Biquadの係数はDSPLinksで生成します。DSPLinksスタート→Iir4Types.DE2(あらかじめCD-ROMからコピーしておく)を開く→各コンポネントでOpen
a Monitor→Save Coefficientsでセーブします。なお、DSPLinksとMPLABプロジェクトではBiquadの表記法が違うので注意しましょう。

下図はIIRTransposed関数(IIRフィルタの出力を計算する関数)におけるBiquadの表記法です。上図と比べると係数の位置や符号が違います。

この違いを考慮に入れると、係数の対応は以下のようになります。DSPLinksで生成した係数ファイルをエディットしてMPLABソースに張り付けましょう。

周波数特性は以下のようになります。DIPスイッチの1番、2番がどちらもOFFの場合はLPFになります(SoftOscillo2のネットワーク解析ポイント数45)。

DIPスイッチの1番をON、2番をOFFでHPFになります。

DIPスイッチの1番をOFF、2番をONでBPFになります。

DIPスイッチの1番、2番どちらもONでBRFになります。

注)入力信号の振幅が大きいと周波数特性が思うようにならないかもしれません。その場合はBiquadの順番を入れ替える必要があります(詳しくはこのサイトで)。
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