8-05 vgg-8, 9, 10層目のVHDL化(続き)

●ラインの周期は倍になるがライン数が半分になる

 9層目の出力はここに示すように184.32us x 75 = 13.824msで1ラインぶんの演算が終わります(休み期間も含めて)。図8‐97を見るとLay2NextWrSel(10層目の入力ラインバッファの切り替え信号)が13.824msで切り替わっています。

 10層目の出力にはプーリングがあるので、その倍の27.648msで1ライン出力されます。図8‐97を見るとReluWrSel(出力ラインバッファの切り替え信号)が27.648msで切り替わっています。

 プーリングにより19ラインになるので1画面の処理は27.648ms x 37.5 / 2 = 518.4msとなり、結局前層と同じになります。


図8‐97 出力1ライン計算に27.648ms

●relu.outに出力が書かれている

 10層目も出力はテキストファイルに落とされます。図8‐98はrelu.outの最後の部分、19×19画素なので1画面で361行、また出力は512チャネルなのでビット幅は 5bit x 512 =
2560bit になります。これをVBAで512個のCSVファイルに分割してPythonの結果と比較します。


図8-98 relu.outに10層目の結果が書かれる


●バッチファイルでまとめて比較する

 CSVファイルが512個もあるので、前層までと同様にバッチファイルによって比較し、全てのチャネルがピタリ一致することを確認します。

●10層目のファイル類はここ

プロジェクトのアーカイブ
EXCEL+VBA
relu.out
Pythonの結果
バッチファイル

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