Tutorial20: dsPIC用係数の生成と実装(IIR編)
"dsPIC"とはその名のとおり、DSP機能を持ったPICマイコンです。安価で扱いやすいため、デジタルフィルタの組み込み入門に最適です。今回はdsPICにIIRフィルタを実装する際の、係数の求め方について説明します。

フィルタは2次IIRの4段縦続接続(下図)で、係数の生成にはDSPLinksを使います。係数は量子化され、またdsPICに実装するためには符号の反転や並び替えといった作業も必要になります。


まず DSPLinks をダウンロードして、PCにインストールしましょう。

インストール終了後、DSPLinksをスタートしてください。


すると図Aのような空の回路図が現れます。


次にツールバーのToolアイコン(トランジスタのマーク)をクリックし、回路図の適当な場所でクリックします。すると図Bのようなダイアログが現れるので、BTWLPF(バタワース特性のLPF)を選択し、OKをクリックします。

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