コラム08 デジタルなら音声の加工も簡単! カラオケ機器には「エコー」のように音声を加工する機能があります。このような処理も昨今はデジタルで処理されます。 ●記録した音声データを順番にD-Aに送って再生 図9(a)はWAVEファイルを再生するようすです。音の長さは1秒、サンプリング周波数を48kHzとします。その場合、WAVEファイルの中には48000個のサンプルが存在します。0番地から47999番地まで順にD-Aコンバータに送れば1秒間の音が再生されます。 |
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●ファイルを繰り返し再生するとリピート 同図(b)は一通りD-Aコンバータに送った後、もう一度送っています。2回の「リピート」再生になります。 |
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●徐々に小さくしてリピートすればエコーになる 同図(c)では二度目の各サンプル値を半分にしてD-Aコンバータに送っています。こうすれば「エコー」再生になります。 |
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●アナログでは難しい「信号の記録」がデジタルなら簡単! コラム04で述べたデジタル信号処理のメリットの中に「信号の記録が可能」がありました。デジタル化した音声をハードディスクや半導体メモリなどに記録すれば、「リピート」や「エコー」がいとも簡単に達成できます。 目次へ戻る |