前章で使用したVHDLをそのままQuartusで論理合成してみたところ、回路規模がロジック容量の1344%(13倍以上!)になってしまい、うまくいきませんでした。その原因は「RAMのリセット」にあるようです。
●このような記述ではRAMに割り当てられない!
前章におけるRAMモジュールの記述をリスト11-01に示しします。RST_N信号がLのときにRAMの内容がすべて0にクリア(初期化)されています。
論理シミュレーションではこれで問題ないのですが、論理合成するとこのモジュールはRAMではなく、DF/Fや論理素子に割り当てられてしまいます。それが原因で回路規模的に爆発してしまったのです。 |