3‐05 5, 6層目のEXCEL化(続き)

●6層目のバイアス加算

 乗算結果とバイアスを図3‐55のように加算します。また、6層目もバイアスの値を1/8にします(理由はこれ)。

図3-55 
plusBias6でバイアス加算

●6層目は6ビット削減して終わり

 6層目にReLU関数はありません。図3‐56のようにそのまま6ビット削減されます(*1)。

(*1)1層目の出力は11ビット、2〜5層目の出力は8ビット、6層目の出力は6ビット削減する。図3‐57にPythonのその部分。

図3‐56 ReLUなはし、値を小さくしてから次のプロセスへ


図3‐57 Pythonでここは6ビットシフトしている


●最終層の結果を見てジャッジする部分

 plusBias6/64が6層目の出力(43個)になります。ラベル(標識の種類)が43あり、それぞれのスコアに相当します。
 そして各ラベルのスコアが
一番高いものが推論結果になります。

図3‐58 43個の値を見比べる

 右の方を見ていくと”293”が最大でrankingが1位、answerは”26番”、これが推論ラベルになります。

図3‐59 EXCELの結果。これと図3‐62と比較

Testフォルダに入力画像

 入力画像は図3‐60、信号機の標識です。Metaフォルダを見ると
26.pngがそれで、ラベル番号は26です。
 図3‐60 入力画像 Test\00057.png


図3‐61 Metaフォルダにサンプルイメージ

●画像1枚をEXCELで推論させてPythonと一致させた!

 図3‐62はPythonにおける結果です(lay6out_sample_00.csvでも同じ)。図3‐59と比較してEXCELと
ピタリ一致しているか確認しましょう。整数の掛け算と足し算なので一致するはずです。

図3‐62 Pythonの結果。これと図3‐59を比較


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