4-04 SDRAM初期化ファイルの生成(シミュレーション用、続き)

●20枚の画像ごとに初期化ファイルができる

 Module06を実行するとvbaoutputフォルダ内にdata00.txt〜data19.txtが生成されます。ファイルが20個あるのは画像が20枚あるからです。data00.txtを開くと図4‐35のように
@600000から始まっています。

図4‐35 data00.txt

●各画像をSDRAMの当該位置に置く

 図4‐36はdata01.txtで、最初の
@600040はSDRAMのアドレス、これはファイルごとに違う値になっています。その後に初期化する値が続きます。

4‐36 data01.txt

●Windowsならtype、Linuxならcatコマンドなどでマージ

 生成された20個のファイルを1個にマージします(バッチファイルの例−Windows版)。名前はinitmem.txtとして論理シミュレーションのディレクトリに置きます。



●initmem.txtはシミュレーションのときのみ使う

 SDRAMの初期化は
シミュレーションのときのみ行います。実機でSDRAMを初期化することはできないので注意しましょう。

 またカメラエミュレータ用のROMと混同しないようにしましょう。表4‐02にそれらの違いを示します。

CAM_ROM_00〜29.vhd カメラエミュレータ用 FPGA内部に存在 30×30画素なので30個
data00〜data19.txt
(マージでinitmem.txt)
シミュレーション用 シム時のみ存在 画像が20枚あるので20個

表4‐02 どちらもこれら
20枚の画像から作る

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