9‐02 4層目の重み係数とバイアスのHDL生成

●4種類に限定された係数シート

 ここでPythonをEXCEL化した際の4層目のファイル(TS_layer4.xlsm)を開きます。W4_Biasシートに重み係数がありますが、それらは
4種類(+64, +16, -16, -64)しかありません(図9‐04)。

図9-04 みな2の乗数なのでビットシフト乗算できる

●Visual Basic for Applicationウインドウからマクロ実行

 VBAから
Module10を開き実行、更にModule11を開いて実行します。vbaoutputディレクトリに係数ROMのHDLファイルが4つ生成され、開くと図9‐05のようにW4_Biasシートの各セルがエンコードされて横一行になっています(*1)。

(*1)-64=10, -16=11, +16=00, +64=01と2ビットにエンコード。それを横一行なので2x128 = 256ビットになる。ROMDATAは0〜143まで(入力64ch/4 = 16ch, カーネル3x3なので16x9 = 144)

図9‐05 ROM_W4_00〜03.vhd。重み係数ファイル4つ

●バイアスも必要。VBAで生成

 バイアスは
Module12で生成します(TS_makeTextB4)。開いて実行すると、vbaoutputディレクトリにdataB.txtが生成されます。出力128chなのでバイアスは128個あります(図9‐06)。conv_layer4.vhdの適当な部分に貼り付けます。

図9‐06 dataB.txtにバイアス128個


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