3‐04 3, 4層目のEXCEL化(続き)

●4層目のEXCEL化

 TS_layer4.xlsmを開くと、W4_Biasと書かれたシートしかありません(図3-35)。これは重み係数とバイアスです(Pythonで生成したCSVをコピペ)。
 4層目の入力は64ch、出力は128chなので重み係数は9x64 = 576行、128列あります。
 バイアスは128個ですが、それらは1/8されています(理由はこれ)。

図3-35 4層目の重みとバイアス

●3層目の出力が4層目の入力

 入力画像のシートは3層目と同様に、VBAで自動生成します。Module01を開いて実行します(*1)。

(*1)実行前に次を確認。@TS_layer3.xlsm(3層目のEXCEL)が同じディレクトリに存在している。A同EXCELのVBAで3層目の出力を生成し、保存して閉じてある。

●入力は11×11画素、64ch

 するとCh00〜63まで、64枚のシートが生成されます(図3‐36)。これらは3層目のEXCELから転写されたもので、これらが4層目の入力になります。11×11画素ですが、カーネルが動く範囲は一回り小さい
9×9になります。

図3‐36 3層目の出力がここにくる

●9x9画素(プーリング前)、128チャネルになる

 後は順番にVBAマクロを実行していきます。Module02〜07で演算が進み、Module08で出力が128シート生成されます。それぞれ9×9画素になります(図3‐37)。

図3‐37 この後プーリングがある

●プーリングで出力は4x4画素、128チャネル

 4層目には
プーリングがあります。Module09を実行すると図3‐38のように4x4画素のシートが128枚現れます。
 元画像は9x9なので、このように右端下端の画素を捨ててからプーリングします。Pythonを走らせた際にlay4out_121.csvが生成されているので比較してみましょう。

図3‐38 プーリングで4x4画素

●この後は全結合層

 畳み込み層は4層目で終わり、4x4画素、128チャネルは一列に並べ替えられて全結合層(5層目)に入力されます。

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