10‐02 5層目の重み係数とバイアスのHDL生成

●4種類に限定された係数シート

 ここでPythonをEXCEL化した際の5層目のファイル(TS_dense56.xlsm)を開きます。W5シートに重み係数がありますが、それらは
4種類(+64, +16, -16, -64)しかありません(図10‐04)。

図10-04 みな2の乗数なのでビットシフト乗算できる

●Visual Basic for Applicationウインドウからマクロ実行

 VBAから
Module10を開き実行、更にModule11を開いて実行します。vbaoutputディレクトリに係数ROMのHDLファイルが16個生成され、開くと図10‐05のようにW5シートの各セルがエンコードされて横一行になっています(*1)。

(*1)-64=10, -16=11, +16=00, +64=01と2ビットにエンコード。それを横一行なので2x8 = 16ビットになる。このようにアドレス11ビット、データ16ビットのROMが16個になる


図10‐05 ROM_W5_00〜15.vhd。重み係数ファイル16個

●バイアスも必要。VBAで生成

 バイアスは
Module12で生成します(TS_makeTextB5)。開いて実行すると、vbaoutputディレクトリにdataB.txtが生成されます。出力128個なのでバイアスは128個あります(図10‐06)。conv_layer5.vhdの適当な部分に貼り付けます。

図10‐06 バイアス128個。10進数を16ビット2進数にするCONV_std_logic_vector使用


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