メニューの表示から「スケール10倍」を選択。

スケールが広がるのでスペクトルが6000Hzであることを確認。また虚数部(緑色)の大きさが500近くあることに注意しましょう(パワースペクトルは2乗をとるのでさらに大きくなる)。

以下にFFTの定義式を書きます。x[n]は入力波形、exp (-j 2πn k /N)は三角関数のコサインを実部、サインを虚部とした複素数です。

N=1024とし、スペクトルが極大(500近く)になる条件(k=63)を代入すると以下のようになります。

入力波形も三角関数も振幅は1.0でした(ここ参照)。それらを掛け合わせて1024回累積するのですから、スペクトルが500近くになるのはある意味当然と言えます。
1024ポイントのFFTを行うとそのスペクトルは入力波形の最大1024倍になり得ます。今後整数化する過程で問題になるので注意してください。
|