VHDLシミュレーションの実行 |
今回はVHDLシミュレータとしてModelSim PE VHDL 6.3c(Mentor Graphics社)を使用しました。プロジェクト名はtb_fftとします。 このアーカイブを展開し、すべてのVHDLファイルをプロジェクトにAddします。 コンパイルの順序は下位モジュールからです。以下に一例を示します。 コンパイルに成功したらシミュレーションをスタートし、16msあたりでBreakしましょう。最初の10msほどはup_out.vhdがfftrtl_1024.vhdのRAMを初期化しています(テストモード)。なお、FixedIn.txt、FixedIn4AD.txtが同じディレクトリに存在する必要があります。 FFTの実行は15msあたりです。その期間は206us ( = 10,300/50MHz) すなわち1024ポイントFFTが、わずか1万サイクル余りで終了することになります。 DFdsPIC804では512ポイントFFTを行っていますが、そのサイクル数は約5万です(1024ポイントFFTはメモリ不足で行えない)。したがってdsPICと比べるとVHDLではFFTが約10倍速くなるといえるでしょう。
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