VHDL記述と論理シミュレーション
VHDLで記述したら必ず論理シミュレーションを行いましょう。また、シミュレーション結果と前回のC言語の結果とを比較します。
(1) FFTとテストベンチのVHDL記述
  • FFTのVHDL記述(RTL、コーヒーブレーク1)。
  • テストベンチからFFT本体に信号を入力する。
(2) VHDLシミュレーションの実行
  • テストベンチと一緒にコンパイルしてRUN。
  • サイクル数はわずか10,300(コーヒーブレーク2)。
(3) FFTの結果をテキストファイルに落とす
  • FFT終了時のRAMにスペクトルがある。
  • ModelSimのListウインドウを使う。
(4) シミュレーション結果をC言語と比較する
  • 再びFftFixed(VC++プロジェクト)を実行。
  • シミュレーション結果ファイルをコピーして比較。
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@RTLとはRegister Transfer Levelの略で、同期回路の記述法。F/F(フリップフロップ)がクロック同期で動作し、各F/Fの間に組み合わせロジックが存在する。Gate Levelよりも抽象度が高く、Behavior Levelよりも抽象度は低い。VHDLで回路を記述する場合、現状はほぼRTLである。

A1024ポイントのFFTにおける複素乗算の数は(1024/2)log2(1024) = 5120回です。このFFT回路では複素乗算1回あたり2サイクルかかるため、5120×2 = 10,240、プラスαで10,300サイクルとなっています。
●FPGAやHDLについて勉強したい方はこの本

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