UARTでパソコンと通信
UARTのハードウエア・ソフトウエアはすでに実装されているので、ここではWindowsアプリケーションとの通信について述べます。

ビットストリームのダウンロードに成功したらDFXLSP250基板とパソコンをUSBケーブルでつなぎましょう(シリアル-USB変換ICのドライバが必要です)。

LCD上にはDIGITALFILTER.COMという文字が左に流れていると思います。それでは基板のSW3を押して、LCD表示をWaiting Commands...としましょう。


その後、このWindowsアプリケーションを実行します。以下のような画面が現れるので、「通信テスト」をクリック。


このアプリケーションは基板にコマンドを送り、その後基板からの返事を待ちます。製品名が正しく返ってくれば以下のように成功ダイアログを出します。成功しない場合は、UARTのBaud Rateが115,200bpsになっているか確認しましょう。


ADCとDACのチェック用回路について
 この段階ではまだADC, DACは使用していませんが、DFXLSP250基板出荷時のプログラム(XiPreProg)では、それらをチェックする回路も組み込んでいます。

ADC→FPGA(スルー)→DAC
 基板出荷時はADコンバータの出力をFPGA内でスルーさせてDAコンバータに出力しているので、INPUTSのステレオジャックに信号を入力し、OUTPUTSのステレオジャックを観測すれば、ADC、DACの動作チェックができます。

FIRフィルタの特性をスルーにしただけ
 ADCをスルーでDACに出す方法はここにあるFIRフィルタをスルーフィルタにするだけなので、その組み込み方については省略します。

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