先ほどの「DIPスイッチの状態をデコードしてLEDを光らせる」の続きです。FIRフィルタ(コーヒーブレーク1)コアを組み込んでGPIO制御します。 |
(1) ユーザーIPのひな形を生成する |
- Create and Import Peripheral Wizardを使う。
- ユーザーIPのひな形ができる(コーヒーブレーク2)。
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(2) ユーザーIPのコアを実装する |
- VHDLファイルにFIRフィルタコアを追加する。
- FIRフィルタコアの入出力情報を追加する。
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(3) FIRフィルタコアをシステムに組み込む |
- FIRフィルタコアをバスに繋ぐ。
- FIRフィルタの入出力ピンの割り当て。
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(4) GPIOでFIRフィルタコアを制御する |
- FIRフィルタコア制御用にGPIO追加。
- MicroBlazeはDIPスイッチを見ながら制御する。
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@FIRフィルタとはFnite Impulse Response Filterの略で、フィードバックループを持たないためにインパルス応答が有限時間で終わるフィルタ。遅延器と乗算器、加算器で構成されるが、遅延器をDF/Fで構成すると回路が大規模になるため、RAMが使われるケースがほとんど。またゲート数を減らすため、乗算器を時分割で使うことが多い。 |
ACreate and Import Peripheral Wizardを使うとユーザIPの「ひな形」を作ることができます。ひな型はMicroBlazeとバスでつながっていますが中身は空っぽであり、ユーザーはあらかじめ用意したIPコアをその中に実装します。今回はIPコアとしてFIRフィルタを用意しました。 |