●conf層の値の「突出具合」を見るためのSoftMax関数
例えば国語のテストで60点、数学のテストでは7点をとったとします。この際、国語は100点満点、数学は10点満点だったとすると、どちらが優秀な成績かは微妙なところです。
双方の成績を比較するには、例えば受験者全員のスコアを合計し、自分のスコアをその合計で割る、といった手法が良さそうです(これを手法Aとする)。
普通のテストは最低でも0点なのでこの手法で良いのですが、もしマイナスの点数があったらどうなるでしょうか?全員のスコアを合計したらほとんど0になったり、負の値になったりするかもしれません。それを分母に持ってくるとおかしなことになりそうです。
SSDのconf層の値には正と負の値があります(*3)。そこで式3‐01のような自然対数の累乗の加算を求めて分母としています。
(*3)conf層はReLU関数を持たないので負の数もある |