●extras-4層目のEXCELを開く
次はextras-4層目をEXCEL化します。これをダウンロードして開きます。
シートは1つ(exW4_Bias)だけで、これは重み係数のシートです(図5‐16)。入力は128チャネルあり、カーネルが3x3=9なので9x128= 1152行、出力は256チャネルあるので256列あります。
係数は-4, -1, +1, +4の4種類に制限しています。全て2の累乗なのでビットシフトで乗算を達成できます(乗算器の節約)。またこの層もバイアスは省略するのでありません。 |
図5-16 extras-4層目の係数。カーネルは3×3
●64枚のシートに入力128チャネル
VBAのModule1を実行すると、ex3out_000.csv〜ex3out_127.csv(extras-3層目の出力、これを解凍して同じディレクトリに置く)が新しいシートに転写され、それら(inCh00〜inCh63)がextra-4層目の入力になります(図5-17)。
この層の入力は128チャネルですが、生成されるシートは64枚、すなわち1枚のシートに2チャネルぶんの画像が張り付けられています(*1)。extras-3層目の出力は10×10ですが、パディングで12×12になるので12列、各シート2チャネルぶんあるので12x2=24行になります。
(*1)シート数があまりにも多いとEXCELが重くなり、パソコンのメモリを圧迫するのでシート数を節約する。 |
図5‐17 64×2=全部で128チャネル
●extras-4層目はストライドで画素数を減らす
4層目の畳み込みはStride=2で行います。図5‐18のように3×3のカーネルを2画素ずらしながら畳込むのでその結果は5×5画素になります。(*1)
(*1)右端と下端は1個余る。 |
図5‐18 カーネルを2個おきに移動させる(横方向、縦方向ともに)
●extras-4層目の出力の答え合わせ
Module02〜07を順番に実行します。上述のようにStride=2であることに注意(Module2参照)。
図5‐19はoutCh000シートとex4out_000.csv(Pythonで計算したextras-4層目のチャネル0)を比較しています(これを解凍して開く)。出力は256チャネルあり、それぞれピタリ一致することを確認します。 |
図5‐19 EXCEL化してもPythonの結果と変わらない
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