5-03 extras-5, 6層目のEXCEL化

●extras-5層目のEXCELを開く

 extras層は全部で8つあります。これは5層目をEXCEL化したものです。

 シートは1つ(exW5_Bias)だけで、これは重み係数のシートです(図5-21)。入力は256チャネルありますが、
カーネルが1x1=1なので256行、出力は128チャネルあるので128列あります。

 係数は-8, -4, -2, -1, +1, +2, +4, +8の
8種類に制限しています。全て2の累乗なのでビットシフトで乗算を達成できます(乗算器の節約)。またこの層もバイアスは省略するのでありません。


図5-21 extras-5層目の係数。カーネルが1×1であることに注意


●64枚のシートに入力256チャネル

 
VBAのModule1を実行すると、ex4out_000.csv〜ex4out_255.csv(extras-4層目の出力、これを解凍して同じディレクトリに置く)が新しいシートに転写され、それら(inCh00〜inCh63)がextra-5層目の入力になります(図5-22)。

 この層の入力は256チャネルですが、生成されるシートは64枚、すなわち1枚のシートに4チャネルぶんの画像が張り付けられています(*1)。extras-4層目の出力は5×5
なので5列、各シート4チャネルぶんあるので5x4=20行になります。

(*1)シート数があまりにも多いとEXCELが重くなり、パソコンのメモリを圧迫するのでシート数を節約する。


図5-22 64×4=全部で256チャネル


●im2colxxシートも64枚に256チャネルぶん

 Module02を実行するとim2col00〜63が生成されます(図5-23)。カーネルは1×1、各シート4チャネルぶんあるので1×4=4列、行数は5×5=25行になります。


図5-23 各シート25行×4列になる


●extras-5層目の出力の答え合わせ

 Module03〜07を順番に実行します。図5-24はoutCh000シートとex5out_000.csv(Pythonで計算したextras-5層目のチャネル0)を比較しています(これを解凍して開く)。出力は128チャネルあり、それぞれ
ピタリ一致することを確認します。(*3)

(*3)EXCELではoutCh000〜003まで計算。outCh004以降を計算させるにはここを参考。


図5-24 EXCEL化してもPythonの結果と変わらない


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