9-04 extras-7, 8層目のVHDL化
●extras-7層目はカーネルが1x1になる
extras-6層目の出力はextras-7層目に入力されます。図9-47は7層目のタイミングのイメージを示します。
extras-7層目の入力は256ch、出力は128chになります。この層はカーネルが1x1になります。この層では1つの乗算器で出力を128ch、1並列(1個の乗算器)で計算が間に合います。 |
図9-47 extras-7層目のタイミングのイメージ
●128ch×1並列で出力128ch
図9-47の上段はoutCh0,1,2,...127を計算するようすです。これら出力128chは1個の乗算器で「逐次的に」計算されます。したがって1画素の計算にかかる期間は10ns
x 256 x 128 = 327.68usになります。
1ライン3画素なので 327.68us x 3 =.0.98304msで1ライン計算しますが、同図右にあるように「休み期間」が109ms程度あるので計110.592msで1ライン、1画面3ラインなので110.592
* 3 = 331.776msで1画面の計算が終わります。 |
●extras-6層目の出力がextras-7層目の入力になる
extras-6層目のシミュレーション結果relu.outの名前を変えてex7.inとし、それがextras-7層目の入力になります。図9-48のようにRAM_X1_0〜1(入力バッファ、2ラインぶん、カーネルが1x1なので)にex7.inの内容が書き込まれます。
conv_ex7は入力バッファからの画像を処理してRAM_X2_0〜3(出力バッファ、4ラインぶん、次層はカーネルが3x3なので)に書き込みます。1ライン3画素なのでアドレスは4、出力128chなのでデータ幅は8bit x 128 = 1024bitになります(extras層は1画素8ビット)。 |
図9-48 extras-7層目のブロック図
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