コラム2C EXCELでBiquadの周波数特性を計算(続き)
●フィルタ係数を変えてHPFに
今度は係数をHPF(High Pass Filter, 高域通過フィルタ)に変えてみます。これから係数をコピーして f-responseシートにペーストします(*1)
(*1)他のシート(io-sinwave, io-impulseシート)の係数は自動的に更新される。 |

図1-09 係数はこのシートで変える
●高域が通過、位相は進む
図1‐10の上が振幅特性ですが、カットオフ1kHzのHPFになっています。同図下は位相特性ですが、正方向に振れており、位相が進んていることが分かります。 |

図1-10 HPFの特性。カットオフは1kHz
●フィルタ係数を変えてBPFに
今度は係数をBPF(Band Pass Filter, 帯域通過フィルタ)に変えてみます。これから係数をコピーして f-responseシートにペーストします。 |

図1-11 係数はこのシートで変える
●1k〜3kHzが通過、低域、高域は減衰
図1‐12の上が振幅特性ですが、カットオフ1kHz/3kHzのBPFになっています。同図下は位相特性ですが、低域は正方向、高域は負方向に振れています。 |

図1-12 BPFの特性。カットオフは1kHz/3kHz
●フィルタ係数を変えてBRFに
今度は係数をBRF(Band Reject Filter, 帯域除去フィルタ)に変えてみます。これから係数をコピーして f-responseシートにペーストします。 |

図1-13 係数はこのシートで変える
●1k〜3kHzが減衰、低域、高域は通過
図1‐14の上が振幅特性ですが、カットオフ1kHz/3kHzのBRFになっています。同図下は位相特性ですが、低域は負方向、高域は正方向に振れています。 |

図1-14 BRFの特性。カットオフは1kHz/3kHz
●入出力特性も確認できる
io-sinwaveシート、io-impulseシートに関してはコラム35で説明します。 |
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