FFTはバタフライの中でいかに計算されるのか
以下は8ポイントFFTにおいて計算が進む様子をPDFにまとめたものです。 サンプリング周波数は8kHzと仮定しています。
(0) 0kHzのスペクトルを計算する
  • w[n]とa[n]を乗算して累積する。
  • 0Hzなのでw[n]はつねにw[0]になる。
(1) 1kHzのスペクトルを計算する
  • w[n]は1ステップづつ進む。
  • ベクターの対称性に注目。
(2) 2kHzのスペクトルを計算する
  • w[n]は回転するがひとまずw[0]を使って計算する。
  • 後にベクターの進み・遅れを補償する。
(3) 3kHzのスペクトルを計算する
  • ひとまず1kHzと同じように計算する。
  • 後にベクターの進み・遅れを補償する。
(4) 4kHzのスペクトルを計算する
  • 4kHzはナイキスト周波数。
  • 最高周波数のスペクトルの計算。
(5) 5kHzのスペクトルを計算する
  • ナイキスト周波数を超えている。
  • スペクトルは3kHzと共役複素数の関係になる。
(6) 6kHzのスペクトルを計算する
  • ナイキスト周波数を超えている。
  • スペクトルは2kHzと共役複素数の関係になる。
(7) 7kHzのスペクトルを計算する
  • ナイキスト周波数を超えている。
  • スペクトルは1kHzと共役複素数の関係になる。

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