4-02 カメラエミュレータROMのHDL生成(続き)
●HDLファイル生成用のEXCEL
エミュレータ用ROMファイルの生成にはEXCEL(TS_misc_gen.xlsm)を使用します(図4‐06)。最初のシートに20枚分の画素データが張り付いていますが、これはPythonを実行した際に生成したRGB565.csvをコピペしたものです。
「画像0枚目」は図4‐02の左上(信号機あり)、「画像19枚目」は右下(時速30kmまで)の画素データです。各行には30x30=900個の画素データがあり、それぞれRGB565フォーマットになっています。 |
図4‐06 画像データが20枚ぶん(それぞれ900画素)
●VBAマクロ2つでHDLファイル生成
TS_misc_gen.xlsmのVBA画面からModule01を開き実行。さらにModule02も実行します。これら2つでエミュレータROMのHDLファイルがvbaoutputディレクトリに生成されます(これを展開して置く)。 |
図4‐07 Module01&02を実行
●データ幅8ビットのROMが30個
HDLファイルは30個あります(各画像が30×30画素であることに起因する)。RGB565フォーマットのデータが8ビットづつに分けられています(図4‐08)。 |
図4‐08 カメラエミュレータROMのHDL
●シム結果をPython/Excelと比較するのが目的
これらROM_CAM_00〜29.vhdを使って「エミュレーションモード」で動かせば、このように論理シミュレーションとPython/Excelとの一致を見ることができます。
またFPGAに実装した状態でエミュレーションモードを使うこともできます(次のページ)。 |
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