コラム2D Biquadを縦続接続して周波数特性を計算(続き)

●3つのBiquadの係数をHPFに変える

 それでは係数を
HPFに変えてみましょう。これをf-responseシート(D列、K列、R列)にコピペすると図2-07のような特性になります。Biquadが1個の場合(これ)と比べると3倍急峻になっています。

  図2-07 HPFの特性。カットオフは4kHz

●3つのBiquadの係数をBPFに変える

 次は
BPFに変えてみましょう。これをf-responseシート(D列、K列、R列)にコピペすると図2-08のような特性になります。Biquadが1個の場合(これ)と比べると3倍急峻になっています。

  図2-08 入力(サイン波)の周波数を変える


●3つのBiquadの係数をBRFに変える

 次はBRFに変えてみましょう。これをf-responseシート(D列、K列、R列)にコピペすると図2-08のような特性になります。Biquadが1個の場合(これ)と比べると3倍急峻になっています。

  図2-09 600Hzは-26dB (出力は縦軸スケールを拡大してある)

入出力特性も確認できる

 io-sinwaveシート、io-impulseシートに関してはコラム35で説明します。

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